長距離を走ることが多い貨物列車。
貨車を牽引するのは機関車です。

直流区間ではブルーサンダーや桃太郎が活躍していますが、
交直両用のEH500形電気機関車「金太郎」は
機関車の付け替えの必要がないので、各地で活躍中!

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常磐線で東邦亜鉛のタキを牽引しているEH500です。
この仕事って以前はEF510が担当してたんじゃなかったかな?

初期型は窓周りが黒かったんですよね。
白帯も微妙に長いのが初期型の特徴です。

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EHということは、動輪が8軸あるというコトでして。
普通の機関車1両分には8軸は収まらないので、
2両で一組のようなスタイルを取っています。

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JR貨物の持ち物なので、どこへでも現れられますが、
本州では東北本線と奥羽本線がメインの活躍場。
もともとは青函トンネルを抜けて北海道まで行っていたんですよ。

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青函トンネルの勾配、東北本線の国見峠の急勾配で
粘着力を落とすことなく走る必要があったため、
8軸2両一組のスタイルになったそうです。

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また、2両で1両分扱いになると、線路の使用料が1両分で
済むから・・・という噂もあったりしますが、
本当のところは公表されていないのでわかりません。
2両分律義に払っているかものコトですよ。

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仙台総合鉄道部に67両、門司機関区に15両が在籍。
門司機関区の方は関門トンネル向けですね。

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側面には「ECO POWER 金太郎」と
金太郎のイラストのステッカーが貼られています。

最近は対抗するようにEH210桃太郎にもイラストのステッカーが
追加されていますね。

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仙台所属のEH500は、東北本線の高速貨物に対応。
隅田川駅、新鶴見信号場、越谷貨物ターミナルと
青森信号場を一気に結びます。
そのほか、仙台貨物ターミナル発着の便も担当していますよ。

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2両一組というとかなり大型。全長は25,000ミリと迫力がありますね。
しかも外側のファンがけっこううるさいので、
遠くから来てもわかるくらいです。
仙台貨物ターミナルを発車したばかりのEH500と
長町駅で出会いました。

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福島駅付近を走行中のEH500形電気機関車53号機。
後ろの方のコキが空いてると気になっちゃうんですよね。
どこかで積み下ろしするのかな。

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栗橋駅に入るEH500形37号機です。
終点は隅田川かな、新鶴見かな。
埼玉県に入ったよ、ゴールまですぐそこ!



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